—— 続けた人が勝った、というだけの話
最近読んでいた本の一節が、
ずっと頭に残っている。
成功者は、最初から正しかったわけではない。
失敗を重ね、間違い続け、それでも続いた人が残っただけだ。
要約すると、そんな内容だった。
これを読んでいて、
FXの話だな、と思ったし、
同時に、ビジネスの話でもあるな、とも思った。
プロフィットファクターという考え方
FXには「プロフィットファクター(PF)」という指標がある。
総利益 ÷ 総損失
これが1を超えていれば理論上はプラス。
2を超えていれば、かなり優秀。
ただ、この数字を見ていつも思う。
PFが高い人は、
当て続けている人ではない。
間違っても、
致命傷を負っていない人だ。
正解率のゲームではない
勝率が高い=勝てる、
という考え方は分かりやすい。
でも実際には、
- 半分以上間違っている
- 連敗もする
- 判断ミスも多い
それでも資金が残っていれば、
次のトレードができる。
FXは「正解するゲーム」ではなく、
退場しないゲームだと思っている。
ビジネスも、まったく同じ構造
これをそのままビジネスに置き換えると、
- 外れた施策の損失は小さいか
- 当たったときに伸ばせているか
- ダメなものを切れているか
- 続けられる固定費か
見るべきポイントは、ほぼ同じになる。
成功している人は、
最初から正解していたように見える。
でも実際には、
- 売れない商品
- 失敗した企画
- 外した値付け
- 無駄だった施策
そういうものを大量に抱えたあとに、
残った形だけが見えている。
生き残った行動だけが「正解」に見える
あとから振り返ると、
「だから成功したんですね」
「最初から考えられていたんですね」
と言いたくなる。
でも多くの場合は逆で、
生き残ったから、
正解に見えている
だけだと思っている。
途中でやめた人の失敗は、
語られないだけで、山ほどある。
続けられた、という事実
ここまで考えていて、
ふと自分のキャリアのことを思い出した。
最初の就職はうまくいかなかった。
職種も、業界も、正直しっくりこなかった。
会社が潰れたこともある。
決して、
「順調なキャリア」ではなかったと思う。
それでも、完全には降りなかった。
完璧な判断をしてきたわけでもない。
遠回りも多かった。
間違いも、今思えばかなりあった。
それでも、
続けられてしまった。
今こうして、恵まれた会社にいる理由
今は、
地元でも知られている、
ある意味「恵まれている」と言われる会社にいる。
これも、
最初からそこを狙っていた
キャリア設計が完璧だった
というより、
途中で全部投げなかった結果、
たどり着いた場所がここだった
という感覚に近い。
もし途中で、
- 一度の失敗で「向いていない」と決めつけていたら
- 動くのをやめていたら
今の場所は、
そもそも選択肢に存在していなかったと思う。
大事なのは、続けられる設計
FXでも、ビジネスでも、キャリアでも、
- 小さく始める
- 外しても致命傷にならない
- 生活が壊れない
- 次を試せる
この設計ができていれば、
勝とうが負けようが、
試行回数そのものが資産になる。
結論というほどのものでもないが
成功するまで続ける、
というより、
続けられる状態を作っていただけ
という話に近い。
プロフィットファクターを上げる、
というのも同じで、
- 当たりを増やすことより
- 間違いを小さくすること
そちらのほうが、長く効く。
メモ
最近は、
「これは勝てるか?」よりも
「これは死なないか?」を先に考えるようになった。
多分、
それができたから、
今もこうして続いているし,
今の場所に立っている。
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