——「設計する」という言葉が、しっくり来たとき
最近、
仕事の話をしていて、
自分でも少し意外だった言葉が、
口から出た。
「設計したほうがいいですね」
たぶん、
数年前の自分だったら、
使っていない言葉だと思う。
どこか、
“意識高い人の言葉”みたいで、
現場感がない気がしていた。
でも今は、
この言葉以外に、
しっくりくる表現が、
見つからない。
AIで仕事は楽になる、はずだった
AIが進歩して、
作業は、
確実に速くなった。
- 資料作成
- 下書き
- 整理
- 要約
昔なら、
1時間かかっていたことが、
10分で終わることもある。
それなのに、
なぜか、
仕事は減らない。
むしろ、
- 「じゃあ次はこれもできるよね」
- 「余力あるなら、もう一段いこう」
そんなふうに、
圧縮された時間の分だけ、
仕事が、
詰め込まれていく。
日本人らしい、
と言えば、
そうなのかもしれない。
「頑張る」では、もう追いつかない
ここで、
気づいた。
これは、
努力の問題じゃない。
やる気の問題でも、
ない。
構造の問題だ。
速くこなせば、
次が来る。
できる人ほど、
仕事が集まる。
このループの中で、
「もっと頑張る」を、
選び続けると、
いつか、
必ず壊れる。
だから必要なのは、
気合じゃなくて——
設計なんだと、
思うようになった。
私が使っている「設計」の意味
ここで言う設計は、
難しい理論の話じゃない。
私は、
こう定義している。
設計とは、
限られた時間と集中力の中で、
成果が継続的に出るよう、
仕事の回り方を決めること。
ポイントは、
「楽をする」じゃない。
壊れずに回す。
仕事を3つに分けて考える
設計するとき、
私は、
仕事をこう分けて考える。
- 作業
- 判断
- 例外
作業は、
仕組みに渡せる。
AIやテンプレ、
ルールに、
任せられる。
判断は、
自分がやる。
ここが、
価値の源泉。
例外は、
できるだけ減らす。
もしくは、
起きない形に、
作り変える。
これを意識するだけで、
「忙しさの質」が、
変わってくる。
設計しない効率化は、危ない
AIで作業が速くなると、
一見、
楽になったように見える。
でも、
設計がないと、
- 期待値が上がる
- 仕事が増える
- 断れなくなる
結果、
速く、
消耗する人になる。
AIは、
蛇口を強くする。
設計は、
バケツ。
バケツがないと、
ずっと水を、
浴び続けることになる。
設計は、逃げじゃない
誤解されやすいけど、
設計は、
サボりじゃない。
むしろ、
逆。
- 属人化を減らす
- 再現性を上げる
- 継続性を確保する
会社にとっても、
現場にとっても、
一番健全な選択だと、
思っている。
だから、この言葉を使っていく
「もっと頑張ります」
「気合でやります」
そう言うよりも、
「回り方を設計したいです」
そう言える人で、
いたい。
これは、
主張じゃない。
反抗でも、
ない。
整備の提案だ。
まとめとしての記録
AIで作業は減っても、
仕事は減らない。
問題は、
努力ではなく、
構造。
設計とは、
壊れずに、
成果を出し続けるための、
回り方。
作業/判断/例外に、
分けて考える。
設計なき効率化は、
自分を、
追い込む。
この言葉を使い始めてから、
仕事を見る視点が、
少し変わった。
頑張り方じゃなく、
回し方を考える。
今日は、
そのための、
思考ログ。
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